スポンサーリンク




中途採用の質問例

2020年1月11日

面接官からの逆質問は 面接の一部です

人間の第一印象は「0.4秒」で決まると言われています。面接官が入室して1秒もかからないうちに求職者が面接官に抱く印象が決まってしまうのです。
面接官の言葉遣いや身だしなみに関する情報が内定承諾の判断材料にも繋がるため、心して面接に臨むようにしましょう。

そして何より、時間と場所を用意してくれた面接官に対して、感謝の気持ちを伝えることを忘れずに!

面接の場でされる質問は、「正直に答えようとすると答えに詰まってしまう意地悪な質問」も少なくありません。かといって、社会人経験を持つ転職希望者が「いかにも想定問答集にありがちな模範解答を丸暗記して面接対策してきました」といわんばかりの紋切り型の回答を繰り返しても、面接官担当者の心証は良くないでしょう。クリエイターの転職で特に重視されるスキルや仕事に取り組む姿勢、個性などといったものがアピールできないからです。

【決定版】転職の面接で聞かれる質問集この記事では、転職活動の面接でよく聞かれる質問を項目ごとにまとめました。 面接官は何のためにその質問をしているのか、どういう点に注意して回答するといいかなど、質問の意図や背景を交えながら解説していきます。目次 採用するメリットを見極めるための質問 (質問例)
あなたの経歴を教えてください どのようなことをやってきたのですか?
-STAR(どのような状況[situation]で、どのような役割[task]を負い、どのようなアクション[action]をして、結果[result]どうだったか) あなたはどのように当社に貢献できる可能性がありますか?中途採用はポテンシャル採用ではないため、その人を採用することで自社にメリットがあるかどうかを見極めるために面接を行っています。
つまり、すべての質問は「候補者を採用するメリットがあるか/デメリットがないか」を見極めるために聞いていると考えてください。特に、候補者が培った経験やスキルが自社で再現可能かどうかを判断したいという意図があります。 注意点としては、あくまでも事実を回答しつつ、それを採用メリットにつながるようにすることです。
ただし、志望度が高いからといって話を誇張しすぎたり、実績を採用企業に寄せすぎたりすることは厳禁です。せっかくの事実までもが疑われてしまうため要注意です。 仕事の価値観を知るための質問 (質問例)
なぜその会社を選んだのですか?(新卒入社時、転職時) ほかにどのような会社を受けましたか?それはなぜですか?面接官は、この質問で候補者の仕事選びの価値観や判断基準を知りたいと考えています。
それを知ることで、自社と候補者が合致するかどうかが分かるためです。また、それが実際の行動と合致しているかも見ています。 もちろん新卒時と転職時では価値観や判断基準が変化していることも多いですが、それでも「なぜその会社を受け、入社を決断したのか?」は非常に重要な問いとなります。 「入社後、ネガティブなことが起こらないか」を見極める質問 (質問例)
なぜ現在の仕事を辞めるのですか? なぜ転職するのですか? 前職(現職)の問題点を挙げてください転職活動を行っているからには候補者それぞれに何か理由があるはずですが、それと同じ理由が自社で再発しないかどうかをこの質問で見極めています。また、理由によっては採用デメリットにもなり得るためです。 さらに、面接官はこの質問で「候補者が本音で話せる人かどうか」を同時に見極めています。
新卒の就職活動は知識や経験が少ない中で意思決定をした人も多く、入社後に「思っていたのと違った」というケースも少なくありません。面接官は、候補者がそれをどう受け止めているのかを本音で聞きたいと考えています。
「ネガティブな愚痴につながるか」、「それらしい理由をつけて正当化するか」、あるいは「本音で真正面から認めた上で、ポジティブな未来に接続していくか」。こうした回答の仕方によって、考え方だけでなく、候補者が腹を割って話せる人かどうかを見ているのです。 特に、この質問は候補者の「他責傾向」を見極める上でも重要だと考えられています。 実際にネガティブなことは起こり得ますし、環境要因もゼロではありません。それをすべてポジティブに変換するのは無理があります。
しかし、そのすべてに対して他責的で自分自身の行動変容を伴う努力をしていないと判断されてしまった場合、大きなNG理由となり得るため注意が必要です。 ネガティブな転職理由については、ぜひこちらの記事も参考にしてください。 【参考リンク】
転職理由をネガティブに回答してはダメなのか 志望度を知るための質問 (質問例)
どのような会社に転職しようと思っていますか?それはなぜですか? 具体的にどのような会社を受けていますか? なぜ当社を受けたのですか? 当社でどのようなことをやりたいと思っていますか? それができますか?なぜできると思うのですか? 最終的には何で転職先を決定しますか?転職活動をしているということは、当然ながら現在の会社を辞めて新しい会社に入るということです。しかし、必ずしも「会社を辞める理由」と「転職する理由」が同じとは限りません。
新卒の就職活動や実際の就業経験を経て、どのような職業観が醸成されてきたのか、それが具体的にはどのように転職活動の動機や判断基準につながっているのかを知りたいと面接官は考えています。 さらに、それらを踏まえた上で、退職ではなく転職活動を選んだ理由が知りたいのです。同時にそれが本音であるか、そして自社と矛盾なく合致しているかどうかも見ています。
また、候補者の判断基準を知ることによって、選考後に訪れる「意思決定の場面での口説き材料や説得基準」の参考にもしています。 タフさと成長力を見極めるための質問 (質問例)
これまでの仕事で、もっとも大変だったことは何ですか? それをどのように乗り越えましたか?これは、ある2つの点を見極めるための質問です。
1つは「どれくらいのことを大変だと感じるのか」というタフさのキャパシティ。もう1つは「その局面にどう向き合い、行動を変容してきたのか」という事実についてです。 【ベンチャー/スタートアップ企業で活躍する人の特長10】というコラムでも特長の1つに「タフさ」を挙げていますが、優秀なビジネスパーソンにとってタフさは非常に重要です。
仕事をしている限りは転職先でも必ずどこかで大変な場面が訪れるため、そこで簡単に挫けないかどうかを見たいと面接官は考えています。 あなたの回答に対する、追加質問 (質問例)
あなたにとって「成長」とは何ですか?転職理由や志望動機を聞かれたとき、「成長するためです」と回答する人は多くいます。
しかし、あまりにもありふれた言葉である上に、多くの人がそのように回答するため、「あなたにとって成長とは何か?」という質問を追加される可能性が高いです。 成長という言葉に限らず、ワンフレーズで回答した後にその詳細を質問されることはよくあるので、きちんと考えておく必要があります。そこで浅さが露呈すると、思考の深さや覚悟の程を疑われてしまうため、ワンフレーズでの回答には注意が必要です。 自己認識力を見極めるための質問 (質問例)
あなたの強み/弱みを教えてくださいビジネスパーソンとして成長するためには自己を客観視する能力が極めて重要なため、自分自身の強みや弱みをどのように捉えているかを聞くことで、候補者の客観性を確認しています。
また、追加で「その弱みを克服する気はありますか?」「具体的に今、克服のためにどのような行動をしていますか?」といった質問をされるケースもあります。 人となりを知るための質問 (質問例)
趣味は何ですか? 休みの日は何をしていますか?ビジネス上の採用メリットにつながる話を一通り聞き尽くした後、人としての相性や人間性を知りたい場合に質問されることがあります。これは仕事と関連するものではないため、よほど品性を疑われるようなものでなければ自然な回答で構いません。

面接官の質問に原因があるのに「質問の意図がわかっていない人だ」と低い評価をつけてしまっては機会損失となってしまいます。
面接中の会話では、はっきりとわかりやすい問いかけを心がけましょう。

面接官が知っておくべき、面接の心得やゴールなど、前提部分を増補改定した「面接質問集[新版]」はいかがだったでしょうか。実際に使用してみることで、ヒアリング内容がより深くなり、応募者の本質に迫ることができるようになるはずです。ぜひご参考いただき、より良い面接を実践してください。

面接でプラスの印象を与えるためには面接官の意図を汲み、それに沿った受け答えが必要です。適切なコミュニケーションをとるためにも、まずは面接官の意図を理解することを心がけましょう。

本当に志望度が高い企業であれば、さまざまなことを調べていく中で、自然と質問したいことが出てくるはずです。また、具体的な質問をされると面接官も強い関心を示し、志望度の高い人という印象を与えることができます。

面接官からの逆質問は、面接の一部です。ただの質問と思って何も聞かなかったり、準備をせずその場の思いつきで答えたりするのはもったいないことです。面接の質問の1つであることを理解したうえで臨むようにしましょう。

まずは、面接官に求められる3つの役割について理解しましょう。

「最後に何か言いたいこと、付け足したいことはありますか?」というニュアンスで面接官が質問してくれているのであれば、短く、わかりやすく、あなたの想いを伝える機会として活用するのも良いでしょう。

◎興味を持って話を聞いてくれた(20代/男性)
自分の志望動機やこれまでの経験について、とても興味を持って話を聞いてくれた 。面接は大体1時間くらいと聞いていたけど、自分が話過ぎたこともあって大幅に時間オーバーしてしまったが、最後まで嫌な顔一つせず親身になって話してくれたのが印象的だった。◎フィードバックやアドバイスをくれた(30代/男性)
面接が終わった後に、面接官の方が自分に対してどんな印象を持ったか、どんな点を評価してくれたのかをフィードバックしてくれた 。他にもいくつか面接を受けている会社があることを伝えていたのにアドバイスをくれたことで、とても心が広い会社だなと思った。◎仕事内容を細かく説明してくれた(40代/女性)
未経験でどんな仕事なのか具体的にイメージできていなかったのですが、当日の面接でとても事細かに仕事内容や会社についての説明をしてくれました 。実際に働くイメージが湧いただけではなく、入社後は未経験でわからないことも丁寧に教えてくれそうで、改めて志望度が上がりました。◎質問に対して丁寧に答えてくれた(30代/女性)
結婚したばかりであったこともあり、残業時間や産休・育休などの制度、働きやすさについて気になっていた。
当日、面接官の方に聞いてみると、実際の産休取得率や職場の雰囲気などを教えてくれて、とても働きやすそうな会社だなという印象を持った 。

この記事では、転職活動の面接でよく聞かれる質問を項目ごとにまとめました。 面接官は何のためにその質問をしているのか、どういう点に注意して回答するといいかなど、質問の意図や背景を交えながら解説していきます。

面接官の心得として大事なのは、面接においていかに「応募者の見えにくい特徴」を把握し、見極めるかということです。

上の図は、応募者の見えやすい特徴と見えにくい特徴を図示したものです。南極や北極の氷山のようなモデルですが、波線の上が、態度(礼儀・マナー)や経験の一部の見えやすい特徴。波線の下が資質・性格など見えにくい特徴となります。

即戦力を求める中途採用では、 面接に当たっての感じの良さ(態度)や、履歴書・職務経歴書から読み取れる経験・スキルを優先してしまいがち。これら見えやすい特徴の部分でわかることは、自社での「仕事内容・ポジション」に適合するか、つまりスキルマッチの部分です。

スキルマッチはもちろん重要なのですが、そこに加えて、氷山の隠れている部分である「資質・性格・価値観」が、自社の社風や働く社員の価値観に適合するかを見極められるかが、入社後の定着・活躍につながります。

面接官は、履歴書や職務経歴書で転職希望者の経験やスキルをおおよそ把握しています。ですから、応募書類に書いた内容をそのままそらんじても意味がありません。書類では表現できなかった「具体的な内容」について答えましょう。なかでも、応募する企業や職務と関連性の高い経験・スキルはしっかりとアピールを。逆に、関連性の低い経験は簡単な説明にとどめます。実績・成果がなぜ出せたのかを自分自身でしっかり分析し、「応募先企業でも同様にできる」、再現性があるという点をしっかり説明し、説得力を持たせることが大切です。