就職率80%の職業訓練校で就職に失敗
職業訓練校の就職率80%という数字に惑わされてはいけません。
この数字の裏には、多くの挑戦と失敗が隠されています。
特に40代で職業訓練校に通う方々には、その現実を直視することが重要です。
本記事では、実際に職業訓練校での経験を基に、成功と失敗のリアルな体験談をお伝えします。
あくまで僕のケースの場合ですが、1つでも当てはまるなら気を付けて下さい。
もくじ
失敗の原因(結論)
- 就職率80%で就職させてもらえると期待した
- 自分の能力が追い付かない市場での分野に挑戦した
- 共に学ぶ仲間と遊びを優先し、就職に対する危機感がなかった
- 40代の就職は企業にとって20代の未経験者より価値がないことを企業実習で知った
就職率80%で就職させてもらえると期待した
就職率80%(どの学科でも平均)なんて書いてあると、単純な僕は
『きっと職業訓練校の地元に精通した企業を紹介してくれるんだろう』なんて甘い事を当時は本当に考えていましたし、一緒に受けた人達も同じ気持ちだった。
だって、IT学科を受けた人の8割は本当に未経験ばかりだった。
そんな人達が就職率80%に期待しないわけがない。
自分の能力が追い付かない市場での分野に挑戦した
実際の授業は、簡単に説明すると小さい機械を組み立てるのと、その機械の中で動くプログラムを入力して、機械を光らせたり、ホームページを作成して機械と連動させる授業でしたが、未経験で学力もない僕には理解が追いつかずそれでも授業は進んでいくのでこの時点でIT関係の就職は無理なんじゃないかと薄々感じていました。
一緒にIT学科を受けていた人の中には大学卒の方もいましたし、基礎学力がある人と同じ授業を受けると嫌でも自分の能力の低さに打ちのめされます。
共に学ぶ仲間と遊びを優先し、就職に対する危機感がなかった
これは、仲間のせいというわけではありません。
仲間には感謝しています。
ただ、今思うと同じ学力くらいの人達と自然と仲良くなり、授業は社会人の仕事の定時より早く終わるので、そのあとの時間の使い方を間違えてしまった。
- 授業が終わったら、資格の勉強やバイトなどせずスマホゲーやご飯を食べに行ってしまった。
- 失業保険に甘え、卒業後に就職できない可能性を考えずバイトなどして少しでも貯蓄することを怠った。(バイトをしないで稼ぐ方法に手を出していたが、その後の地獄が今も続いている。また別の記事で話します。)
- 休日も勉強仲間と遊びを優先し学校か何かといい歳して勘違いしていた。
40代の就職は企業にとって20代の未経験者より価値がないことを企業実習で知った
正直、これが結論だと悟った。
ある企業実習先のソフト会社の社長は僕より下の30代。
その社長の言葉が
『職業訓練校の基礎勉強に付いていけない時点でIT関係の仕事は無謀、今の10代はITが当たり前に身に付いているから覚えも早い。あなたが経営者なら、同じ未経験どちらが企業に価値を与えると思いますか?』
IT関係の仕事をする人達は、吐くほどの努力をして自分の成果物を面接時に提出して自分の価値をプレゼンするのが一般的というのも知らず、40代でIT未経験で就職なんて本当に夢を見ていたと現実を思い知らされ、大して努力もしてこなかった貴重な学習機会に遊んでいた自分に虚しさが込み上げた。
企業実習に受かったのは僕の履歴書の魅力ではなく、職業訓練校の先生が0%の可能性を1にするために必死に頼み込んでくれた結果だった。
授業は、僕の理解に関係なく進みどこかで理解しているつもりになっていた。
だから、企業実習先で自分の能力のなさに吐くほどの努力も何もしてこなかった40代のおっさんがIT関連の仕事を舐めてることに頭にきたのだろう。
言いにくいことを気を使って言っていただいた時点で、社会人として生きてきた経験でさえ何もこの30代には勝てるモノがないと思い知らされた。
職業訓練校の就職率80%のカラクリ
就職率の計算方法
職業訓練校の就職率は、卒業生の中で就職活動を行った人の割合を基に計算されます。
例えば、10人中2人しか就職できなかった場合でも、就職活動を行った人数が少なければ、就職率が80%と高く表示されることがあります。
この数字は、実際の就職成功率とは異なる場合が多く、注意が必要です。
パンフレットに書かれている数字の意味
パンフレットに書かれた就職率80%という数字は、あくまで統計的なデータに基づいています。
しかし、この数字には、非正規雇用や一時的な雇用も含まれていることが多く、実際の安定した就職率とは異なる可能性があります。
数字だけに頼らず、実際の卒業生の声や体験談を参考にすることが重要です。
- Q&A
- Q: 職業訓練校の就職率80%はどのように計算されていますか?
A: 多くの職業訓練校では、卒業生の中で就職活動を行った人数を基に就職率を計算しています。しかし、就職活動をしなかった人や就職先が非正規雇用であった場合も含まれるため、実際の就職成功率とは異なることがあるそうです。
40代での職業訓練校の挑戦
なぜ40代が職業訓練校を選ぶのか
40代で職業訓練校に通う理由はさまざまですが、多くの場合、キャリアチェンジやスキルアップが目的です。
また、長年の経験を活かし、新しい分野でのキャリアを築くために訓練校を選ぶケースもあります。
しかし、年齢的なハンデや、若年層との競争が厳しいことも考慮する必要があります。
40代で何のスキルも資格もない人は企業にとって無価値だと僕は学びました。
40代はしたい職業ではなく、できる職業から逆算した学科を選ぶ
40代での職業訓練校通学には、若年層にはない課題があります。
例えば、家庭や経済的な負担、既存のスキルセットの更新などです。
一方で、40代の経験や知識は、就職活動で大きな強みとなることもあります。
これらの課題と期待をバランスよく理解し、計画的に進めることが重要です。
40代で何のスキルの積み重ねも資格もない人(僕)は、自分は怠けて人生を舐めていたと後悔して自分が受けたい学科ではなく真剣に就職から逆算した学科を受講した方がいい。
・実例として、10代の外国人の方が学科で必ず取得できる溶接の資格を取得し溶接の会社から内定が出ました。若さだけではなく、この10代の子は親を楽にさせてあげたいと学校に行かず職業訓練校に早く仕事に就く為に逆算の行動をしていたのです。
この子といながら、なぜ自分は危機感もなく自分の人生の分岐点に真剣に向き合わなかったのか本当に自分が嫌になりました。
職業と学科の選び方
訓練校で成功するための戦略
自己分析と適切なコース選び
職業訓練校で成功するためには、まず自己分析を徹底し、自分に最適なコースを選ぶことが重要です。
自分の強みや興味を理解し、それに合ったコースを選ぶことで、学びの効果を最大化できます。
また、コース内容や就職支援の充実度も確認することが大切です。
ここを失敗すると、ただ学んで良かっただけの最悪の結末になります。
就職活動の具体的なアプローチ
職業訓練校で学んだスキルを活かすためには、積極的な就職活動が欠かせません。
インターンシップやネットワーキングを活用し、企業との接点を増やすことが効果的です。
また、履歴書や面接の準備を万全にしても、資格を取得するなど努力をカタチに残さないと面接すらたどり着きません。
まとめ
職業訓練校の就職率80%という数字に惑わされず、現実を直視することが重要です。
特に40代での職業訓練校通学は、キャリアチェンジやスキルアップのための大きなチャンスですが、同時に若年層との競争や経済的な負担という課題もあります。
自己分析を徹底し、適切なコースを選び、積極的な就職活動を行っても職業訓練校に甘え、努力を怠れば就職の可能性は0です。
40代のハケンの男&在宅ワーカー見習い
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