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面接前に緊張した時の仕草を知っておく

2020年1月13日

第一印象が悪くなるので面接全体に及ぼす影響も大

面接は、企業にとっても、将来一緒に働くかもしれない仲間と出会う貴重な場。
あなたが企業のことを知りたいと思っているのと同様に、企業の面接担当者も面接で「この人はどんな人なのか」「どんな思いを持っているのか」といった観点から、あなたのことを知りたいと思っています。

面接中、思っていたような受け答えができず、その場で落ち込み始める人もいる。
ブルーな気分のまま声のトーンも小さくなり、すっかりあきらめて最後は無言で退出…なんてことも。
しかし、受け答えで少々のミスがあっても合格するケースはいくらでもある。
面接中に落ち込み続けていたら失点を重ねるだけ。
十分挽回は利くと考えて、切り替えよう。

深呼吸は闇雲に行うのではなく、ゆっくりと大きく息を吸って、ゆっくり息を吐き出します。
気持ちが落ち着くまで数回繰り返しましょう。
緊張しているときには余計なことを考えがちですが、呼吸に意識を向けて行うと効果が高まります。
リラックス効果があまり得られないときには、目を閉じて視界を遮断して深呼吸してみましょう。
深呼吸は面接直前にできるリラックス方法なのでおすすめです。

退出した瞬間「終わったー」と大はしゃぎ…面接室を出た瞬間気が緩む人は少なくない。
中には友達に向かって「終わったー!」と大はしゃぎする人も。
シーンとした面接室でドア越しにその声が響いてくるのを耳にした面接官がどう感じるか…。
会場を出るまでは気を引き締めておこう。

入室してあいさつしたあと、いきなり勧められてもいないのに着席…。
これも面接官に対して相当失礼な印象を与える。
第一印象が悪くなるので面接全体に及ぼす影響も大。
面接の常識といえるマナーの一つなので、頭で覚えるだけでなく、実際に何度もシミュレーションして身体に叩き込んでおこう。

入室したら椅子の位置にまで進み、「どうぞお座りください」と言われたら、「ありがとうございます」「失礼します」などひとこと答えて着席。
面接中の正しい座り方は次のとおり。

男子:姿勢良く浅めに腰かける(椅子の3分の2くらいまで)。
足は引きすぎず、出しすぎず、垂直に下ろす。
両脚は肩幅程度に開く。
手は軽く握り、太ももの上に。

女子:姿勢良く浅めに腰かける(椅子の2分の1くらいまで)、両膝は常につける。手は軽く握り、太ももの上に。

面接の質問はパターンがありますが、逆質問はパターンがありません。
こちらが質問をした回答が自分の思った返信でない可能性がありますし、面接官の性格や性別でも違うでしょう。
そのため、とっさの機転や柔軟さ、そしてコミュニケーション能力などの地力があるかをしっかり見られてしまうのです。

面接中にずっと髪の毛をいじり続けて…緊張しながら人と話している時、人は変な癖が出やすいもの。
やたらと髪の毛を触る、太ももをさすり続ける、頻繁に鼻をこするなど癖は人それぞれだが、正面から受験生を観察している面接官には非常に気になる。
こういった癖は自分では気づいていないことも多く、なかなかすぐには直らない。模擬面接をお願いした人のアドバイスや録画をしてもらい何度もチェックして修正しておきましょう。

企業のホームページや口コミ、新商品のプレスリリースなどをチェックしておきしっかり話すことができれば、面接官は志望度の高さを感じられるとともに入社後の働く姿をイメージできるのです。

面接で大切なのは、話す内容――それはもちろん間違いない。
しかし、実は、93%もの「話す以外の部分」も面接官は見ている。
そう聞くと「見られている」感覚に臆してしまうかもしれないけれど、これは言わばやればできる対策。
ここで差がつかないよう、しっかり押さえて堂々と面接に臨もう。

面接で緊張してしまう背景には、そうした心の仕組みがあることを把握し、面接前に自分の心の状態を上手にコントロールすることが大切です。

どんなに準備をしていても、想定外のことが起きてしまい緊張してしまうこともあります。
また、2次面接、最終面接と進むにつれ役職が上の人が面接官になることも多く、上手に話せなくなることも多々あります。
その場合は変に取り繕う必要はありません。
正直に「緊張しているのでうまくお伝えできないこともあるかもしれません」と伝えるようにしましょう。
また、うまく話せなかったと思ったら、「もう一度説明してよろしいですか」と言い直せば大丈夫。緊張してしまうとどうしても早口になりがちですが、一呼吸置いてゆっくりと伝えるようにしましょう。

それが、「今まで練習を積んできたんだから大丈夫!たとえ面接に合格しなくても、この会社だけが会社じゃない。
どうなってもいいんだという気持ちで、面接官の懐に飛び込もう」という気持ちで面接に臨むと、のびのびと自分自身を発揮でき、結果的に面接合格につながるのです。

「自分は必ず採用される!」と信じる気持ちが強ければ強いほど、当日の面接に自信を持って臨むことができます。
アスリートがチャレンジする直前に、自信たっぷりの顔で臨むことができるのも、このイメージトレーニングがしっかりとできているからです。